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葛藤4種類と後悔しない決断法

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こんにちは。お仕事サポーターのきゃりみです。

今、何かに迷っていませんか?

「あれが欲しい、これが欲しい」とか「〇〇に行きたい、でもお金がない」とか、「あっちも良いけどこっちも良い」など。

良子さん
良子さん
私は常に痩せたいと思っているけど、食べるのが好きだからお腹いっぱい食べたいのよね~
きゃりみ
きゃりみ
食べた~い、でも痩せた~い、ってやつね!笑 それもこれも、全て「心理的葛藤」と呼ばれるものなのよ!

人は常に「選択」をして行動の決断をしているのですが、そんな自覚ありませんよね。
でも、1つ1つの行動のほとんどが「選択」なんです。

例えば、「〇〇さんに仕事の報告しないと!」と思ったときに時計を見ると夜遅い時間だった。こんな時は「今日はもう遅いから明日の朝に報告しよう」といった感じで、やるべきことがあっても状況に応じて後回しにしたりと柔軟的に決断していますよね。

もっと身近なケースで言えば、「今日の晩ご飯はお肉にするのか魚にするのか」「明日は7時に起きようか、それとも7時半に起きようか」など、日々葛藤と決断の繰り返しなわけです。

優先順位が明確で何を重んじれば良いか分かっているような選択は深く考えずにスムーズにこなすことができますが、同時に満足させることが困難なや衝動や欲求が同じぐらいの強さで自分の中に存在し、行動を決定できない状況の場合もあります。

これを「葛藤」というわけですね。

さて今回は、思考する私たち人間だからこそ陥る「葛藤」について、各葛藤の特徴と解決法についての内容です!

この記事はこんな人におすすめ!
  • 判断して決めたことを後になって後悔することが多い
  • 優柔不断で自分で決断することが困難である
  • 物事を合理的に選択していきたい
  • 大きな決断を迫られていて後悔しないよう判断したい

葛藤の4タイプ

「葛藤」と一言で言っても、実は4種類に分けることができます。
それぞれがどのような状態なのか見ていきましょう。

1.接近ー接近型

同じぐらいに魅力的な対象が2つ以上あり、同時に得たいが決めきれない状態。

  • 昇進してマネージメント業務も魅力的だが、今の技術職も捨てがたい。
  • 開業して自分の好きなことを仕事にしたいが、今の仕事も好きだ。
  • 内定を貰ったA社とB社C社、どの会社も好条件で選択に迷う。

2.回避-回避型

自分にとって望ましくない対象が2つあり、どちらも選択したくない場合。

  • 仕事が嫌いだが、辞めて収入が無くなるのも困る。
  • 採用面接は苦手だが、このまま何もしないと仕事に就けない。
  • 上司と飲みに行きたくないが、行かずに評価が下がるとイヤだ。

3.接近-回避型

ある活動をすることが、肯定的な面と否定的な面を持ち合わす状態。

  • パワハラを訴えたいが、会社に居づらくなるのは困る。
  • 仕事をバリバリこなしたいが、女性らしさを失うのは嫌だ。
  • 結婚したいが、仕事が疎かになるのはイヤだ。

4.二重接近ー回避型

2つ以上の欲求の対象が、どちらも魅力的な部分と避けたい部分を持っている状態。

  • A社は憧れのデザイン業務だが給与が安い。B社は苦手な営業職だが給与が高いのでどちらに就職しようか決めかねる。
  • 昇進の話に乗れば給与は上がるが転勤はイヤだ。今の技術職を続けたいが給与が少ないままは困る。
  • 結婚して家庭を築きたいが仕事を辞めたくない。仕事をバリバリ続けたいが一生独り身は不安だ。

いかがでしょうか。
私達が何かしらの決断に迷っているときは、4つの葛藤タイプのいずれかに当てはまってますよね。

何かを選択するとき、頭の中で何かをと何かを比較して決断するわけですので、

「自分の基準=価値観」が明確な人 → 早い決断ができる
「自分の基準=価値観」が明確でない人 → 優柔不断になる

と捉えることもできますね。

良子さん
良子さん
私は白黒ハッキリしてるからすぐ決断するけど後で後悔すること多いかも・・・
きゃりみ
きゃりみ
それは早合点ってやつかもね 笑
後悔しないためにも、効果的な決断法を紹介するよ!

あとで後悔しない決断の仕方

何かに迷ったり決めかねるとき、私たちは頭の中でいろいろ考えることが多いですよね。

ですが、この「頭の中で考える」ということが、判断基準を狂わせてしまうことがあるのです!

きゃりみ
きゃりみ
後で後悔しないためには頭の中に浮かんだことを「外在化」することがコツだよ☆
外在化とは?

自分の頭に浮かんだことや気持ちなどを一旦身体の外に出すこと。書いたり人に話したりすることを指す。

手順

  1. ペンと紙を用意する
  2. 迷っている選択対象のメリット・デメリット思いつくだけただひたすら書いていく

これだけです。

きゃりみ
きゃりみ
実際に例として書いてみるよ!

状況:A社とB社のどちらに入社しようか迷っている

A 社 B 社
メリット デメリット メリット デメリット
 給与が高い 朝が早い  フレックスタイム制で自由度が高い 給与が安い
仕事内容が好み  ボーナスがない  ボーナスがある 職員が多く人間関係が大変そう
 幅広い業務をさせて貰えてスキルがつきそう 残業が多そう 研修制度が充実  最初の1年間は補助業務のみ
上司となる面接官がいい人そうだった 場所が遠い 残業が少ない 転勤がある
同世代の職員ばかりで仲良くできそう 代わりの人がいないので休みにくそう 福利厚生が整っている 上司となる面接官がちょっと怖かった
服装自由 職場が狭い 職場が広くてキレイ 基本スーツ着用
車通勤OK 規模が小さく会社の将来性が心配 そこそこ大手企業である 希望していた仕事内容ではない

このように頭に浮かんだこと、心に思ったことを思いつくだけできるだけたくさん書いていきます。

人によっては文字にするだけでも自分の価値基準が見えてきますが、書いたことをじっくり眺め、優先順が高いものに〇を付けたり番号を振ったりすると分かりやすいですね。

また、書き出していくうちに「あれ?A社は昇給制度があったっけ?」などと、見落としていた重要ポイントに気づけることも多いですよ♩

自分の頭の中にあることをあえて書いていき、外に出す(外在化)することで客観的・合理的な判断ができる。この方法で十分の検討した結果の決断はあとで後悔しにくい。

最後に

今回は、葛藤と葛藤についての解決法についてお伝えしましたがいかがでしたか?

頭の中だけで考えると、たくさんのメリット・デメリットの整理が難しいですよね。

しかも、意識が向いていること(例えば給与が高い、安い)などに無意識的に目を向けてしまい、他の要素を考えずに結論を出してしまいがちです。

いちいち書くのは面倒と思いがちですが、1人で大きな決断をするときには「書く」ということで客観的・合理的判断が可能となり、後になっても後悔が少ないと言えるので、ぜひ試して見て下さいね☆